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更新日 : 2006年12月25日

坂村真民さんへ 追悼

僕は、感受性豊かな高校時代に「二度とない人生だから」という詩に出会いました。
この詩は、仏教詩人とも言われた坂村真民さんの詩です。
僕の人生に影響を与えた坂村真民さんが亡くなったことを知って、とってもショックでした。
僕は、結婚式など何かあるたびにこの詩を朗読させていただいています。
今の歳になっても、この詩を読むたびに、変わらぬ感動をおぼえます。
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<二度とない人生だから>     坂村真民・詩
二度とない人生だから 一輪の花にも 無限の愛を そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも 無心の耳を かたむけてゆこう
二度とない人生だから 一匹のこおろぎでも ふみころさないように こころしてゆこう
どんなにか よろこぶことだろう
二度とない人生だから 一ぺんでも多く 便りをしよう
返事は必ず 書くことにしよう
二度とない人生だから まず一番身近な者たちに できるだけのことをしよう
貧しいけれど こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから つゆくさのつゆにも めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう
二度とない人生だから のぼる日しずむ日 まるい月かけてゆく月
四季それぞれの 星々の光にふれて わがこころを あらいきよめてゆこう
二度とない人生だから 戦争のない世の 実現に努力し そういう詩を 一篇でも多く
作ってゆこう
わたしが死んだら あとをついでくれる 若い人たちのために この大願を 書きつづけてゆこう
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(坂村さんのご遺族のご許可をいただいて掲載しております)
日々の僕の生活の中でも、身近な人たちにできるだけ「ありがとう」と言っています。
そして、この詩を僕なりの行動ポリシーである「迷ったらやる」という言葉に置き換えて、
これからも果敢に挑戦していきます。 
*坂村真民さんは、熊本で生まれ愛媛で国語教師になり、教職の傍ら詩人として活動をしていらっしゃいました。「念ずれば花開く」は国内外で反響を呼び、全国の石碑に刻まれています。
2006年12月11日97歳で永眠されました。ご冥福をお祈りします。

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