持株会社パソナグループ発足後、初めての株主総会を開催しました。
お盆明けの暑い中でしたが、
たくさんの株主様にお越し頂き本当にありがとうございました。
普段なかなかお話するチャンスがありませんが、
ご意見やアイデア、ご批判などをうかがい、
一年に一度の貴重な機会にゆっくりとお話させていただきました。
この総会の中で、
今の世の中で言われている正規、非正規、派遣のイメージについて自分の考えをお話しました。
「33年前の創業のとき、4時間でも8時間でも週1日でも週5日間働くのでも、
処遇面で格差がないようにしたいと志を立てました。
さらに大企業に入れない90数パーセントの人達にも平等に受けられる
教育、メンタルケア、健康管理、保養所などの福利厚生面の格差をなくすことについても
パソナは努力してきました。
今、この時代に、派遣という働き方が脚光を浴びるのはおかしい。
もし、10年か20年前にもっと注目されていたら、今のような格差もなく、
みんなが自分のライフサイクルに合わせて老若男女、
人生と仕事をエンジョイできたと思う」とお話させていただきました。
パソナの派遣スタッフには、まさに今、少しずつですが、
格差のない働き方を提供することができてきています。
正社員、非正社員に関わらず、
働く人一人ひとりが企業や国に依存することなく、
「自立した個人」として企業と対等な関係で結ばれるのが本来のあるべき姿です。
その自立した個人の集団、インディペンデント・ソサエティを実現していきたい。
国民一人ひとりが強くなれば、国が強くなる。
そのためにも、自立した個人をサポートする社会基盤を整備すること、
多様な就労インフラを構築することが、パソナグループの社会的使命です。
そしていつかパソナが作りあげたインフラが、
日本という国全体の人事部として、「株式会社日本人事部」として機能を果たすことでしょう。
これから新たな1年、気を引き締めて頑張ってまいります。
更新日 : 2008年09月01日
株式会社パソナグループ 第一期株主総会
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