東京駅前のパソナグループJOB HUB SQUARE13階の「大手町牧場」では、様々な「食育」セミナーを開いています。
12月19日には、「チョコレートの世界へようこそ4000年の歴史が育んだおいしさのヒミツ」と題して、株式会社明治の管理栄養士、飯塚千寿子さんからチョコレートにまつわる話をしていただきました。
原料となるカカオの生産やチョコレートの製造方法、歴史、健康にまつわる話は、知らないことばかりでした。まず、日本人は年間2キログラムのチョコレートを食べていて、その消費量は世界順位では18位。
チョコレートは、カカオ豆を発酵させ、焙煎、粉砕し、カカオマスに砂糖や粉乳などを加えて練り上げ熟成させてつくりますが、固めて食べるようになったのはヨーロッパに伝わってからのこと。太古の昔は飲み物として食されていました。日本に初めて紹介したのは岩倉使節団で明治6年のことでした。
最近良く耳にする「Bean to Bar」というのは、製造者が豆から板チョコまで一貫して手掛けるスタイルのことで、今、とても人気があるそうです。
そして、お楽しみのテイスティング。2種類の明治THEチョコレートを味わいます。一つはドミニカ産を中心に作られた「Vivid Milk」。もう一つがブラジル産を中心に作られた「Elegant Bitter」。
テイスティングは、1、リラックスして 2、色や艶を楽しみ 3、香りを楽しみ 4、音を楽しみ 5、噛まずに舌の上でとかし 6、目をつぶって鼻から息を吸い込んで、香りを楽しむの6段階。
参加者全員が真剣に取り組んでいると、先生から「テストじゃないので楽しんでください」と声がかかり、笑いがこぼれました。
テイスティングシートに、自分の感覚で味わいを書き込みます。
最後には、「ホワイトチョコレートはどうやって作るのか」など質問が途切れず、皆さん熱心に取り組んでいらっしゃるのがわかしました。
チョコレートは、近年、売上が伸びているそうです。チョコレートの持つ成分から「健康」に注目し、たんぱく質やポリフェノール、ビタミン類や無機質(ミネラル類)、食物繊維が含まれていることが認知され、さらに発酵食品ということもポイントかもしれません。
健康志向の高まりが、チョコレート人気を呼んでいるんですね。
大手町牧場は、株式会社丹後王国が地方創生に向けた地域産業の担い手となる「酪農分野」での人材育成を目的に、「酪農」と「食育」を学べる施設として開設しました。
様々な動物を身近に感じ、「食」に関心を抱いてもらえるように、これからも「食育セミナー」を開催してまいります。皆さまも、どうぞお気軽に足をお運びください。
東京都千代田区大手町2-6-2 パソナグループ「JOB HUB SQUARE」13F
平日:12時~18時(カフェ11時半~19時) 土曜日:12時~17時
定休日:日祝