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更新日 : 2010年08月18日

「グローバル人材をどう育成するか」

人は国家です。人は石垣です。
企業にとっても、社会にとっても、国家にとっても、「人」が財産です。
企業は個人の集合体であり、同じ志に向かう一人ひとりの才能、能力を最大限に引き出す場なのです。
一人ひとりの力が強くなれば、企業が強くなり、国家が豊かになる。
今は、個人情報保護や、色々なルールがどんどん厳しくなって、
そうした規則は重要だけれど、
ひょっとして人間らしさや、心の豊かさ、余裕を失わせているのではないか。
そうしたことが会社の力を弱めているかもしれない。
のびのびと余裕のある人事をしたらよいのではないか。
せちがらい厳しい環境だからこそ、CHO(チーフ・ヒューマンリソース・オフィサー)の役割が大事になるのではないか。
今の日本の若者は、海外に行きたがらない人が増えているとききました。
元気になれば、外に出て活躍することができるでしょう。
毎日が楽しくて豊かになれば、世界に飛び出していくでしょう。
また、垣根を作らず様々な国の人を雇っていく。
そうしたエネルギーを生み出す役割をするのがCHOではないでしょうか。
このたび、経済産業省と日本CHO協会共催で
「グローバル人材をどう育成するか」というシンポジウムを開催しました。
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講師には、
まず、「世界において日本がおかれている現状と課題から 産学官でグローバル人材の育成を」というテーマで経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室の林揚哲企画官に問題提起をしていただきました。
その後、元TDK常務執行役員 兼 TDKラムダ代表取締役社長鈴木武夫さん、
野村ホールディングス 執行役副社長 兼 COOの柴田拓美さん、
コマツの常務執行役員 日置政克さん、
ヒューマンリンク代表取締役社長 兼 三菱商事HRDセンター次長代行 三宅康道さん、
ハーバードビジネススクール 日本リサーチセンター センター長 佐藤信雄さんから
それぞれプレゼンテーション、
そして「世界に通用するグローバル人材を作っていくためには」のパネルデイスカッションです。
それぞれの立場で、経験を通して語る言葉には力があり、
参加者の皆さんは何かを感じとることができたでしょう。
ぼく自身、すごく勉強になったシンポジウムでした。

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