JOB HUB SQUARE1階のハートフルカフェ前サロンで月に一度開催されている、ランチコンサート。
12月26日(木)は新井優香さんのコントラバスと和久井沙良さんのピアノの演奏でした。
低音で伴奏楽器だと思われがちなコントラバス。そのコントラバスのソリストとして活躍する東京藝術大学を卒業してまだ1年という新井さんが奏でます。
まずは、サンサーンスの「白鳥」。物悲しく切ない調べは、実はチェロのための曲で、コントラバスの高音の部分を使って演奏します。
続いて、イタリアのベッリーニのオペラ「夢遊病の女」をモチーフにし、ボッテジーニが編曲した「『夢遊病の女』による幻想曲」。これは超絶技巧が使われ、はずんだ華やかな曲でした。
そしてベートーヴェンのピアノソナタ8番「悲愴」2楽章と、ベートーヴェンウイルスで3楽章。メドレーでかっこよくきめてくれました。
次は、ピアノの和久井沙良さん作曲のコントラバスのためのオリジナル曲「ラムネ」です。この曲は、コントラバスの良さが最大限に活かされています。
そして、米津玄師さん作曲の「パプリカ」では、新井さんは歌も披露しました。
「私は、高齢者施設などを訪ねて演奏することも多く、お孫さんと一緒に歌えるように、私もここでは歌を歌っています」と新井さんは語ります。コントラバスの弾き語りは、かなり珍しいのではないでしょうか。
弾いたり歌ったり、クラシックもポップスもジャズも、さらには演歌まで手中範囲にしている、いまだかつてないコントラバスソリストの新井さん。
すでにテレビ朝日の「題名のない音楽会」などにも出演していますが、これからさらに、人気が上がってくることまちがいなしの成長株です。
お時間ありましたら、どうぞランチコンサート覗いてみてください。新しい刺激が待っています。
入場無料です。