パソナグループのベネフィット・ワンは、人事領域のDX(デジタルトランスフォーメーション)化で組織の活性化と、個人の最大能力を発揮するデータ活用プラットフォーム「べネワン・プラットフォーム」をスタートしました。
これは、従業員のスキル、評価等の人事データや健康情報を一括管理してデータを見える化し分析することで、業務を減らし効率化を図り、データの比較、分析を通じて、組織及び個々人が最適なパフォーマンスを発揮しやすい環境を提供しようというものです。
現在、新型コロナウイルス感染症の影響からリモートワークの導入が急速に進み、今までの働き方が変化しています。企業では従業員の健康維持をサポートする取り組みのほか、書類等の電子化を進め、様々なデータやデジタル技術を活用して、業務、組織等を改善していくDXが必須となっています。
そこで、「べネワン・プラットフォーム」は、従業員のスキル、評価、残業時間、異動情報等の人事データ、また健康診断結果、生活習慣などの健康情報を一括で管理し、見える化。
それらの情報を活用して、従業員、チームごとのデータの抽出、比較をはじめ、健康診断やストレスチェックの受診をリマインドしたり、異動のシミュレーション等を行うことができます。
具体的には、従業員自身が自分の人事評価や現在のスキル、モチベーション、残業時間、健診結果、ストレスチェックの内容を確認することができ、
管理者は、部署やチームに所属するメンバーのスキルや残業時間、有給休暇の取得率、健康診断、ストレスチェックの受診状況などを確認し、データの比較分析ができます。
人事担当者は、会社全体の残業時間や有給休暇の取得率、健康診断やストレスチェックの受診状況などを確認し、データの比較分析ができます。
健康管理室も同様に、会社全体の健診受診率や面談の実施者数、残業時間などを確認し、データの比較分析ができます。
その他の機能として、組織ごとの売上や部署ごとの従業員の持つスキル傾向、従業員の勤続年数、所属年数のほか、月間・年間の残業時間や有給休暇の取得率がわかります。
異動を検討している社員を異動先のチームや部署に入れた時の売上や労働時間の変化を確認できます。
また、システム上で従業員向けのアンケートを作成し、対象となるチームや従業員を選択し送付ができます。もちろん未回答者へのリマインドもできます。
そのほか、オプションですが、経営心理学の最新研究に基づいた組織分析アセスメントサービスである「ワークリフォームサーベイ」を追加することができます。
これは、メンタルヘルスの視点から組織と従業員のリアルな現状を可視化し、離職の原因や可能性、生産性向上に必要な課題等を発見するもので、内容に合わせて権限を付与し閲覧制限が可能です。
今後、スキル・評価、勤怠等の人事データを扱う他社のタレントマネジメントシステム等と連携が可能になるほか、ベネフィット・ワンが提供する福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」や教育研修サービス「ベネアカデミー」等の既存サービスとも連携させ、従業員一人ひとりの健康状態やパフォーマンスに合わせて、最適なサービスメニューがプラットフォーム上で自動的に紹介していく計画です。
煩雑な人事業務の効率化を図り、人事領域のDXを推進し、従業員や組織が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境づくりのお手伝いができればと考えています。