大きく転換する「企業のあり方」
昨今、企業のあり方が大きく変わりつつあります。5月17日の日本経済新聞1面には「『公益重視』会社に新形態」という記事が掲載され、政府が「新しい資本主義」の実現に向けて、アメリカの「パブリック・ベネフィット・コーポレーション」を参考に社会課題の解決を事業目的とする新たな会社形態の創設を検討していることが報じられました。また、企業の存在意義に基軸を置いた「パーパス経営」や、人材を“資本”と捉えて、その価値を引き出し中長期的な企業成長に繋げる「人的資本経営」がにわかに注目を集めています。
「真に豊かな社会」を目指して
こうした考え方はまさに、パソナグループが1976年の創業以来掲げてきた「社会の問題点を解決する」という企業理念、そして一貫して取り組んできた「人を活かす」こと、そのものです。
当社が現在、兵庫県淡路島で展開する地方創生事業や本社機能の一部移転に向けた取り組みも、東京一極集中から生じる様々な「社会の問題点」にメスを入れ、働く人々の心豊かな生活の創造を目指す取り組みです。また、「真の豊かさ」とは何かを見つめ直し、「物質的な豊かさ」から「心の豊かさ/心の黒字」への転換を図る、「社会のあり方」の変革に向けた挑戦でもあります。
「大阪・関西万博」で世界へ発信
そうした「真に豊かな社会」の実現に向けて、パソナグループは「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」にパビリオンを出展します。
パビリオンのテーマは「いのち、ありがとう」。子どもからお年寄りまで、世界中のすべての人たちが、いのちを尊び、いのちへの感謝で包まれる―、そんな世界を創りたいという願いを込めています。
パビリオン名は「PASONA Natureverse」、すなわち「Nature×Universe」です。私たち人間は、自然界の中で生かされています。しかし、いつからか、私たちはそれを当たり前のように思い、感謝の心を忘れてしまっていないでしょうか。自然が私たち人間に与えてくれる豊かな恵みにより生かされていることに「ありがとう」と言いあえる世界を創り、次の世代へ残したい―。世界中から訪れた多くの方々に、ワクワク・ドキドキする体験を通して、自分の未来、世界の未来について考えてほしい―。
「PASONA Natureverse」に向けた挑戦が、いよいよ始まります!パソナグループはこれからも、ソーシャルソリューションカンパニーとして、「真に豊かな社会」の実現に向けて挑戦してまいります。
*2022年8月19日現在の情報です