パソナグループは6月、UNITAR(Unites Nations Institute for Training and Research国連訓練調査研究所)と、女性・若手のデジタルスキル向上及び就業支援に向けた覚書を締結しました。
UNITARは、1965年に設立された国際連合内の自治機関です。主に開発途上国を対象に訓練や能力開発を実施し、世界中で年間500あまりのコース、セミナーやワークショップの提供と能力開発に関する研究活動を行っています。
このたび締結したMOUでは、自国の情勢不安で避難を余儀なくされたウクライナ人女性や、就業が困難なサハラ砂漠以南のアフリカに住む若者や女性に対し、デジタルスキル向上に向けた研修などを行い、一人ひとりの自立を後押しする就業支援を行います。
6月28日に開催した締結式には、国連事務次長補 兼 UNITAR総代表 ニキル・セス氏、UNITAR 持続可能な繁栄局 局長 隅元美穂子氏、駐日ウクライナ大使 セルギー・コルスンスキー氏をはじめ、多くの関係者にお集まりいただきました。
ニキル・セス氏は、「MOUを通じた人間の安全保障“実現への想い”を新たにした」と語るとともに、パソナグループの地方創生事業にも深い関心を寄せました。
また私からは、「UNITARとパソナグループの協力によって、今後、より多くのウクライナの女性、アフリカの女性と若者に希望をもたらせることを大変うれしく思っています。このMOUは、世界中で国難に立ち向かう人々の救済に向けた第一歩となります。我々が共に達成しようとしていることは、“The sky is the limit.(可能性は無限大)”です」とお話ししました。
このMOUを通じて、海外の女性活躍を推進していくとともに、開発途上国の発展と経済促進を支援していきます。
*2023年7月26日現在の情報です。