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更新日 : 2006年09月09日

堅苦しい社会

社内の机の一部を「新しい机に代えたい」という話がありました。机の引き出しに鍵がかからないからだというのが理由です。
僕は以前から、急にその机の人がお休みになった時でも、みんながカバーできるように、引き出しの鍵はかけないものだと考えていました。
でも今は、個人情報の保護の観点からも引き出しに鍵をかけることは常識のようです。
そういえば、自分たちのオフィスであっても鍵がなくては入れません。
新しいビルでは、ビル自体に入るのに、身分証明が必要だったり、カードキーが必要だったり。そのうち、アメリカのように、トイレに入るにも鍵が必要な社会になるかもしれませんね。
個人情報の保護や、内部統制の仕組み、また内部告発の制度などは、確かに必要なことなんでしょう。でもなんとなく、しっくりときません。
国が国民を統制するために、「個人を守る」という名目で企業を統制しているように思えて仕方がないのです。
年金や税金も、個人が納める代わりに企業が徴収していますよね。あれと同じ仕組みです。
よくよく考えると企業は国民が形作っているものです。企業統制という名のもとの、国民統制?堅苦しい社会になってきたと思いませんか。

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