震災から2ヶ月がたち、
地震直後から現在まで、被災地で必要な物資や必要な支援も少しずつ変化してきています。
そんな中、僕の友人からこんな話を耳にしました。
地震直後、関東圏へ避難してこられている方々へ、
「少しでも新鮮な果物を食べていただきたい」という思いで
八百屋さんがフルーツを届けようと思いました。
バナナやりんご、お芋、イチゴを箱詰めにして軽トラック満載にして
避難所へ駆けつけました。
すると、窓口担当の方から
「異物混入などの危険もあるので、被災者の方に渡せるかどうか保障はできない」と言われたと
いうのです。
また、いきつけのレストランの大将も同じように
食べ物を届けようと思ったのに、断られたと話をしていました。
もちろん、担当の方には責任があり、
健康に配慮しなければならない立場なのは理解できますが、
個人個人が、自分のできることを必死で考えて、
少しでも役に立ちたいという思いから行動に移しても、
様々な壁があるのですね。
被災した方々の本当のニーズをキャッチし、
支援したい側、される側、
双方が互いに前進できる支援を行える仕組みがあれば、
それぞれの想いを無駄にすることなく
復興への道筋がつけられると実感しました。
民間企業として、早急にその仕組みを知恵を出して考えていかなければ。
心が通じ合う支援ができるようにしていきたいですね。
更新日 : 2011年05月20日
救援物資
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