先日、「ベンチャー」というテーマで講演をしてきました。
500名ほどの会場に立ち見が出るほどで、
質問もたくさん出て時間が延びてしまいました。
皆さんの関心、高いんですよ。
今年は、「ベンチャー」がテーマの講演依頼が多く、
自治体、団体、大学、企業など、世代や属性に関係なく、
「新しい産業を興そう」「ベンチャーに挑戦しよう」という方々が増えているようです。
ベンチャーというと、ニュービジネスととらえる方が多いかもしれませんが、
ニュービジネスというのは目新しいことをやることで、
ベンチャーというのは志を持ってリスクをとってでも何かをやり抜くことだと僕は思っています。
挑戦した結果、
振り返ってみるとリスクが多かったということであって、
ベンチャーだから危険というものではないでしょう。
僕自身、いつもベンチャー精神を忘れないようにしよう、
挑戦する姿勢を大切にしようという思いでいますし、
パソナグループにもベンチャー精神が生きています。
多くの人がベンチャーに興味を持ってくれるのは、ほんと嬉しいですねぇ。
社会の問題点を解決するという使命感。
一人でも多くの方に天職を創造したいという情熱。
果敢に挑戦する「志」。
東日本大震災から1年が経過し、
被災地では、当面の働く場と産業復興による本格的な雇用創出の両方が求められています。
これから必要なのは、
東北地方で新しい産業を生み、
雇用を生んでいく“ベンチャーの力”ではないか。
新しいことに挑戦する時、そこには3つの壁が出てくるものです。
法律や規制などの「制度の壁」。
資金や場所などの「物の壁」。
そして一番難しい「心の壁」です。
行動に移す前から、
法律や規制の問題があるとか、
お金が必要だとか、
人材がいないとか、あれこれと考えてしまう、
そうした「心の壁」こそ、克服するのが難しい。
でも、乗り越えられない壁ではありません。
常に突き進む気持ちを忘れずに、
既存の概念にとらわれずに果敢に挑戦していきたい。
ベンチャースピリットで、被災地の産業復興と雇用創出に、全力でまい進します。
更新日 : 2012年03月30日
ベンチャー精神で、新しい雇用創造に挑む
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