海外の学生が、日本企業でビジネス経験を積むインターンシッププログラム
「国際交流プログラム」を今年も行っています。
ぼくは35歳のとき、アメリカに家族と一緒に移住しました。
そのときにアメリカの人たちは、ぼくを気持ちよく受け入れてくれて、
いろいろなことを教えてくれた。
それに対して、少しだけではあるけれど恩返しをしようというのが
このプログラムを始めたきっかけです。
1988年当初は、ハーバードの大学院生が対象でした。
まだ日本にはなじみのなかったインターンシップのさきがけでもありました。
その後、門戸を全米の大学へ広げ、
2007年から新たに中国、香港、台湾も加え、
これまでに約370名の学生が参加し、
受け入れ企業は約200社にものぼります。
ありがとうございます。
25年たった今年は、
アメリカ、北京、上海、広州、香港、台湾から500名を越える応募があり、
その中から13名の学生が
7月と8月の2ヶ月間、日本企業でインターンシップに参加します。
プログラムでは、就業体験のほかに、
研修や、日本文化体験、参加学生同志の交流を深めるイベントなども行います。
6月末に来日した彼らは、まずはオリエンテーションを行い、
ビジネスマナー研修、それから国会議事堂見学などもしました。
「ウェルカムパーティ」では、受け入れ企業のみなさんと、
先輩たちにも集まってもらって、
和気あいあいとした雰囲気の中、それぞれの思いを聞きました。
みんなに、日本のことをたくさん学んでほしいですね。
そして好きになってもらえたら嬉しいですね。
25年もたつと、あちこちで卒業生に会います。
日本企業はもとより、アメリカで政治家になっている人、
放送局で働いている人、それぞれ活躍していて歴史を感じます。
25年を一区切りとして、このプログラムもホップ、ステップ、ジャンプしていきたい。
今月末には、パソナ・アーバンファームビル内のソーシャルアクティビスト倶楽部で
「みんなの夏祭り」を社員と一緒に開催してくれます。
当日は、それぞれ企画した屋台料理や、ご当地ワイン、ビールなどで、
各国の文化を紹介してくれる予定。
民間レベルで様々な国の人たちと相互理解を図りたい、
そして日本の真の国際化をはかりたいと考えています。
インターン生、一人ひとりに日本と外国との架け橋になってほしい。
そしてそれぞれが、将来グローバルに活躍する
広い視野を持った人材になってくれることを期待しています。
更新日 : 2012年07月23日
25年目を迎えた「国際交流プログラム」
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