今までの慣習で“若者はこうあるべきだ”というものがあったり、
ものの考え方でも今は「常識」であっても、
別の観点からみると「超非常識」である場合もあります。
パソナグループでは、兵庫県淡路島で、
一日のうちの半分を農業、半分を芸術という「半農半芸」という新しい働き方を提案し、
音楽家等の芸術家を中心にした独立、就農支援プログラムを実施しています。
また、今春から｢ギャップチャレンジプログラム｣をスタートさせ、
就職未内定の若者向けに、「グローバルビジネス」「農業経営」「ベンチャー起業」の3つのコースで
勉強をしながら、「パソナチャレンジファーム」で農業実習も行っています。
僕は、毎週淡路島で、この若者達と様々な話をしています。
その中で、東日本大震災以降、若者の社会貢献への意識は更に高まっていて、
お金に変えられない価値や自分自身の存在意義など、
震災をきっかけに一人ひとりが考えていて、
お金や見返りを求めて動く時代ではなくなりつつあると感じています。
若者が、世界を変える国家戦略を自分達で考えたり、
社会に役に立つような大義名分をたて発信し、
一人ひとりが自分自身でライフスタイルをつくり、
価値を生み出す仕組みをつくることによって、
自分自身への自信・自負につながり、
豊かな社会の実現につながるのではないでしょうか。