私は、今日集まっている皆さんと同じ学生のころ、色々なことを考えました。
将来の自分の姿を思い浮かべました。
そしてそれを実現するために、色々な問題があったけれど、
あの夢を、あの志を実現するために、しっかりと頑張った。
漠然と想像するのではなく、
活躍する未来の姿を思い浮かべて日々過ごすと、
結果は大きく違ってきます。
自分の才能、能力は小さいかもしれない、大きいかもしれない。
わからないです。
でも、せっかくいい才能、素晴らしい能力を持ち合わせていても、
エネルギーをいっぱい吹き込まないと発揮できません。

その才能や能力を風船にたとえれば、
大きな風船もあれば、小さな風船もあります。
いかに大きな風船でも息の吹き込み方が少なければ、
その風船は空に舞い上がりません。
小さな風船でも、精一杯日々努力して息を吹き込むと、
その風船はつやつやと舞い上がっていきます。
どうすれば、たくさんの息を吹き込めるか。
自分の将来の姿を思い浮かべて、それを信じてやっていく。
僕は、そうしました。
「裏も見せ、表も見せて、散る紅葉かな」という
良寛さんの言葉がありますが、
自分の人生に悔いがないか。
自分の思うままにやってきたか。
常に、振り返っていきたい。
みなさんも、今の気持ちを忘れないように。
今の新鮮な気持ちをずっと持ち続けるように。

最後に、もし、自分の周りにまだ就職が決まっていない人がいたら、
背中を押してあげてほしい。
「パソナにフレッシュキャリア制度というのがあるよ」と。
「いっぺん行ってみたらどう」といってあげてほしい。
これは、君たちにしかできません。
学生生活の残りあと半年、時間を大切に過ごしてください。
そして4月1日に入社するときに、
胸を張ってパソナグループの一員であると言ってください。
みなさん、おめでとう。