12月6日、紀尾井ホールで
ストラディヴァリウス・カルテットのコンサートがありました。
パソナグループ ア・テンポの企画です。
ハビスロイティンガー財団が所有するストラディヴァリウス・コレクションは
世界で最も有名なコレクションの一つ。
そこの2台のヴァイオリン、
1台のヴィオラ、
1台のチェロを貸与された演奏家4人の演奏です。
財団で厳密な審査をして貸与しているだけに、
楽器も素晴らしいけど、演奏も素晴らしい。
一つひとつの楽器の音が際立ち、
それぞれの演奏家の手の動きや指の動きが見て取れ、
普段のオーケストラを聴くときとは別のよさがあります。
ヴァイオリンは中国生まれのウォン・シャオミンと韓国生まれのユン・ソヨン
ヴィオラはイタリア生まれのレヒ・アントニオ・ウジンスキー。
チェロはスイス生まれのマーヤ・ウエーバー。
全員、今はチューリッヒに住んでいるけど、生まれはそれぞれ。
世界の粋を集めています。
曲は、ハイドン、ヴィヴァルディ&ピアソラ、シューベルト。
鳴りやまぬ拍手で登場したアンコール曲は
なじみのある曲も含めて3曲も演奏してくれて
観客は大喜びでした。
何より嬉しかったのは、中国出身のウォン・シャオミンさんが
「国家と国家のあいだで、政治的にいろんな問題がある今、
こういうときだからこそ、日本に来てアーティストとして
純粋に国どうしの架け橋になりたい。
それが自分たちアーティストの使命だと思う」と、
韓国出身のユン・ソヨンと一緒に話してくれたこと。
音楽に国境はない。
音楽って一つになれますよね。
来年6月には、
2年に一度のコンサートとして知られるストラディヴァリウス
サミットコンサート2013をサントリーホールで開催します。
企画制作は、パソナグループ ア・テンポ。
ベルリン・フィルのメンバーを中心とした13人編成の弦楽アンサンブルで、
最高の演奏者の演奏をお楽しみいただけます。
ぜひ、素晴らしい楽器の音色に浸ってください。
お問い合わせ、お申し込みは
http://www.a-tempo.info/Stra2013.html
更新日 : 2012年12月12日
ストラディヴァリウス・カルテットの心に響く音色
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