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更新日 : 2013年01月29日

七福神の集う淡路島

年末年始、ぼくは淡路島で、
一日の半分を農業、半分を芸術で過ごす「ここから村」メンバーと一緒に
過ごしました。
淡路島は1300年前に編纂された日本最古の歴史書『古事記』に登場する、
国生みの島だと言われています。
そして淡路島には、
恵比寿、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、寿老神、福禄寿の
七福神を祭る神社がすべてあります。
しかも、淡路島全体が船の形をしていて、
七福神の乗る宝船だったとも言われています。
中でも弁財天は唯一女性の神様。
蓄財や芸能の女神で、
もともとのルーツは古代インドの水の神であり、
今年の干支である蛇遣いだとか。
だから、水道の蛇口も「へびのくち」と書くんですね。
そしてさらに調べてみると、
古事記に登場する八つの頭を持つ大蛇の「ヤマタノオロチ」は、
村の7人の娘を食べて、
いよいよ最後の一人を食べようというときに、
アマテラス オオミカミの弟で海の神様「スサノオノミコト」に
退治されてしまいます。
「スサノオノミコト」は、
その娘と結婚をして出雲に住むというのが神話ですが、
その「スサノオノミコト」夫妻の新婚旅行先が淡路島じゃないかなと、
かってに想像しています。
また、蛇は、「財宝の神」だとも言われていますよね。
昔から、蛇はお米を食べるねずみを食べて、お米を守ってくれる。
つまり財を守るということからなんですね。
さらに蛇は空を飛び、木を登り、海も渡る。
この蛇のように元気に、力強く進んでいく、
そんな1年にしていきたい。

また、脱皮をしながら大きく成長する蛇は、
新しいものが生まれるイノベーションの象徴とも言えます。
今までやってきたことが「巳年」の“巳”で、
“実る”年であるとも言います。
そして生命力が強く長寿のシンボルでもありますよね。
皆様が、そして皆様の家族が、
この1年、何より健康であることを願いたい。

このようなことを考えながら今年のお正月を過ごしていました。

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