若者に向けて話をしました。
学生が、パソナグループの呉服橋にあるアーバンファームを訪ねてくると
びっくりします。
受付の天井からはカボチャがなっている、
その隣にはきゅうり、トマトの会議室・・。
レタスも栽培していて、
このビルにいる1500人が社員食堂で食べていますからね。


食べられる植物をビルの中で栽培していますが
農業をビジネスにするというのではなく、
多くの人に農業に関心を持ってもらいたい。
日本の農業問題について改めて考えたり、
世界の食料危機に目を向けたり、
いろんな意味で農業や食料に関してみんなの意識が高まることは、
意味があるのではないでしょうか。
若者たちに言いたいのは、
人にはIQとEQとSQが大切だということ。

言わずと知れたIQは才能、能力。
EQはEmotion、優しさや思いやり。
SQはSpirit、向上心があり挑戦しようという実行力。
この３つをあわせて僕は
PQ（Personal Quotient）パーソナリティ＝人柄と捉えています。
人柄が良ければ、友達や仲間、周りの人たちがみんな自然と集まってきます。
チームでカバーしたり、助け合ったりできるかもしれない。
何よりもそれが大切ではないかな。
吉田松陰の精通していた陽明学の教えに
「知識をつけることは行動することの始まりであり、
行動することは、つけた知識を完成させることである。
行わなければ、知っているとは言えない。
知っていても行わないのは、まだ知らないのと同じである。
知って、行ってこそ、本当の知恵、真知である」
というのがありますが、
未来を信じて努力する。
そして行動すると結果は大きく違うのではないか。
僕は、社会の問題点を解決するために人生をかけています。
会社を大きくするためとか、
たくさん儲けるためではなく、
社会の問題に全精力を注ぐというのが哲学です。
働くということをもっと楽しく、
輝いて、会社に行くと愉快になるような、
働くことが楽しいとか、
そうしたことが実現できるように、信念を貫き通します。