2011年3月11日の東日本大震災から、
丸3年が経過しました。
その間、僕たちは、
被災者の就労支援、
産業復興を担う人材の育成、
ボランティア、
「東北六魂祭」の企画運営など、
企業としてだけでなく、社員一人ひとりが考え、様々な形で取り組み、
3年間で2600名以上の方々の就労を支援してきました。
しかし、まだまだです。
1995年の阪神淡路大震災のときの経験から思うのは、
復興には被災直後、
そして短期、中長期と時間の経過によって取り組む
取り組み方があるということです。
当時、神戸では、
大災害に遭遇した子供たちの心の不安をいち早く取り除く必要があり、
とにかく早く町をきれいに片付けることを優先しました。
東日本大震災はどうか。
もちろん被害が広範にわたっているため、
迅速に片付けるということ自体が難しいことではあります。
しかし、それ以上に、
自然の恐ろしさを熟知した上で自然と共生して生きているんだという心構えを
常に持ち続けること。
二度とこうした被害に会わないために、どうしたらいいか、
忘れないで考え続けることが50年、100年と、
長期にわたって必要です。
そのためには、被災の記録を残すことも必要かもしれない。
そして、被災地の今後を考えて、
とにかく大事なことは人を育てることではないか。
人を育てることは「希望の種をまく」ことです。
被災地の未来を担う次世代のリーダーを育てることで、
大きな花を咲かせたい。
そのための仕組みを作っていきたいと考えています。
更新日 : 2014年04月10日
東北に希望の種をまく
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