東日本大震災から4年。
パソナグループは震災後、すぐに現地に入り、被災地での就労支援をはじめ、復興イベントの開催、ボランティア活動など様々な支援活動を行ってきました。
この4月には、新会社「パソナ東北創生」を岩手県釜石市に設立。
被災地にある様々な課題を解決するために、実践型研修を通じて人材を育てる「研修ツーリズム事業」と、企業の被災地での新事業を開発する「事業開発支援事業」を行うことにしました。
社長には、入社7年目のパソナグループの社員戸塚絵梨子が就任しました。
震災後宮城県の被災地で、がれき撤去ボランティアに参加し、被災地の実態に衝撃を受け、その後もずっと支援活動を続けていました。
2012年には、社内の「ボランティア休職制度」を利用し、釜石市で約9ヶ月間住みこんで子供たちの育ち場、学び場づくり事業などに取り組んできました。
東京に戻ってからも、新しい東北の地域産業や社会モデルを創造するための事業構想を練り続け、このたび「研修ツーリズム」を事業化しようと決心し、パソナグループが設立した、東北の未来を創る起業家の事業支援を行う「東北未来戦略ファンド」に応募し、起業しました。
これまでの活動を通じてできた幅広いネットワークを駆使し、自分ができる最大限のお手伝いをしていきたい。
被災地の様々な課題を解決するために「人材育成・研修事業、事業開発支援をし、持続可能なビジネスにして、被災地域の産業復興に役立ちたい」と抱負を語っています。
研修ツーリズムの対象相手は、全国の企業や団体などで、研修は、東京での座学も含めて1ヶ月前後。
実際に被災地に足を運び、岩手県や宮城県の沿岸部で地場産業の水産加工業や漁業や農業を営む方たちと話をすると、様々なことに気づかされます。
研修の講師は、被災業者の方たちです。
また、新事業開発では、新しい視点を入れ、被災地の食材や資源を使った、新商品の開発や販路開拓のためのビジネスマッチングをしていこうと考えています。
まずは、行動を起こす。
長期的な復興活動もすべてはそこから始まります。
更新日 : 2015年08月04日
東北で新事業に挑戦「パソナ東北創生」
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