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更新日 : 2020年07月02日

『食の力 ニューミール政策』(南部靖之編)を出版しました

パソナグループは創業以来「社会の問題点を解決する」を企業理念に掲げています。
この度、私の考える今の社会の問題点である「食の問題」をテーマに、『食の力 ニューミール政策』という書籍を出版しました。

 

毎年1兆円ずつ増加する国民医療費や、平均寿命と健康寿命の大きな差、これらはもしかすると、本来なら健康な体をつくるべきはずの食べ物や、食習慣に問題があるのかもしれない―。
日本の食のあり方はこのままでいいのだろうか―。
また、今こそ、新型コロナウイルスに負けない体をつくるために、食を通じて免疫力を上げることはできないだろうか―。

こうした問題意識のもと、専門家のお話も交えながら、「医食同源」をテーマに、食と健康の未来について改めて考えてみました。

 

タイトルにも掲げた「ニューミール政策」は、かつて米国でルーズベルト大統領が世界恐慌からの経済再生を目指した「ニューディール政策」をヒントに、現代社会の大きな問題である食と健康の正しいあり方についての提言です。

「ニューミール政策」5か条
1、食は健康な体を創る
2、食はこれからの医療を創る
3、食は芸術文化を創る
4、食は心豊かな人生を創る
5、食は豊かな未来を創る

 

健康な身体を作る第一歩は、毎日の食事に対する意識を変えることにあります

添加物など安全性に心配があると指摘されているものはなるべく選ばないという社会的意識を広めていきたいと考えています。

東京駅の真ん前のビルにつくった「パソナ大手町牧場」は、後継者不足の直面する「酪農」の雇用創出のきっかけとすることはもとより、食育という観点から、食に対する意識を変えたいという思いでつくりました。

食のあり方を変えることで、医療に頼らない健康的な体づくりに繋がっていくのではないか。
また、食は芸術文化を創り、心豊かな人生を創り、豊かな未来を創ります。
「ニューミール政策」がひとつのムーブメントになることを期待しています。

 

また本書では、
健康科学博士・和洋女子大学教授で元厚生労働省栄養・食育指導官の古畑公氏が、血糖値上昇を抑える食事の仕方を丁寧に語ってくださっているほか、世代によって異なる食の疑問に対して、薬に頼らない薬剤師として知られる栄養学博士 宇田川久美子氏が解説しています。さらに、元ミス・インターナショナル日本代表の筒井菜月さんや、鍼灸師の長島晃氏、兵庫県淡路島の「ハローキティ ショーボックス」でヴィーガン料理を提供している米谷博幸シェフなど、各分野の第一人者の知見を紹介。

医師で日本健康科学学会理事長の信川益明氏や、国連世界食糧計画WFP協会のマーケティングコミュニケーションマネージャーの外岡瑞紀氏らによる座談会の様子も掲載し、健康を維持するために大切な持続可能なライフスタイルのあり方などについても解説しています。

 

一人ひとりが、健康を守る食の安全に関して、もっと関心を持てば、社会全体が変わるかもしれません。「未来の食卓への旅」はこれからも続いていきます。

 

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