この春、パソナグループには約160名の新入社員が入社し、4月1日には兵庫県淡路島で入社式を開催しました。
パソナグループでは2017年から、自治体や地元関係者と連携して取り組む“人材誘致”による地方創生事業への理解を深め、地域での新規事業の創造を学ぶことを目的に、淡路島で入社式を開催しています。
入社式には新入社員をはじめ、「ひとり親家庭支援プロジェクト」(※1)を通じて入社する約10名、コロナ禍での雇用創出と人材育成を目的にした日本創生大学校「ギャップイヤープログラム」(※2)に参加する約20名も参加し、一人ひとりが、新たな挑戦に向けて気持ちを新たにしました。
その場で私は、「帆を高く掲げよ」というお話をさせていただきました。
大海原を進むヨットは、南に行くか、北に行くか、それは波の高さや風向きに影響されているわけではありません。ヨットはたとえ逆風でも、前に進むことができます。進むべき方向は、帆の張り方や操作の仕方、すなわち操縦する人の意思と工夫によって決まるのです。
自分の意思で帆を高く掲げる、すなわち志を高く持って、人生にチャレンジしてほしいと思います。
また、私はよく一人ひとりの才能や可能性を風船に例えて話をします。どんなに大きな風船でも、息の吹き込み方が少なければ、その風船はしぼんでしまいます。一方、たとえ小さな風船であっても、精一杯息を吹き込んでやると、その風船はつややかに張り詰めて大きく膨らみ、空高く舞い上がっていきます。
日々、心構えをもって、一生懸命、果敢に挑戦することが何より大切です。新入社員の皆さんには、自分の能力や可能性を、最大限膨らませてほしいと思っています。
夢は人に帰属します。自然豊かな淡路島に、たくさんの若いエネルギーと夢が集まりました。その夢の数を、これからさらに増やしていきたい。淡路島には夢があります。淡路島の地方創生事業は、ひょっとすれば、これからの日本経済を大きく発展させてくれるきっかけになるかもしれません。
たくさんの新しい仲間を加え、一人ひとりが高く帆を掲げて、パソナグループ一丸となって挑戦してまいります。
(※1)「ひとり親 働く支援プロジェクト」
淡路島で就業・暮らしを希望する、ひとり親家庭の方のための支援プロジェクト
(※2)日本創生大学校「ギャップイヤープログラム」
2年間働きながら「日本創生大学校」が提供する研修プログラムを通じて、ビジネスの基礎や社会人としての教養を身に着けることで、キャリアブランクをつくることなく自らの可能性を広げるキャリア形成プログラム