<Well-being(ウェルビーイング)とは何か>
「Well-being(ウェルビーイング)」の起源は、1946年に定められた世界保健機関(WHO)憲章に遡ります。それによれば健康とは「①肉体的にも②精神的にも、そして③社会的にも完全に満たされた(=Well-being)状態」のこと。身体だけではなく、心のあり様や社会のあり方も含めて健やかであること。
これはまさしく、パソナグループが淡路島で展開する様々な事業を通して目指している社会のあり方そのものです。
1つ目の「身体の健康」。それは「食」によって決まります。母が昔、「食べ物には気をつけなさい。医食同源といって、食べ物によって強い身体が作られるからね」とよく言っていました。トーマス・エジソンも「未来の医者は、薬で人間を治療するのではなく、栄養・食事によって病気を予防し、治すだろう」という言葉を残しています。
2つ目は「心の健康」です。コロナ禍が発生して以来、世界では人びとが抱える様々な不安や欲望から、様々なことが起こっています。今こそ「思いやり」の精神を育み、多様性を認め合い、生きがいに溢れる社会を創る。
3つ目の「社会の健康」のためには、人と人との心の繋がりや絆を取り戻すことが必要です。古くからの「向こう三軒両隣」の精神を大切に、あらゆる人がお互いに助け合いながら才能・能力を活かして活躍し、心豊かに暮らすことのできる「互助の社会」「ミューチュアル・エコノミー」を創る。
<「Awaji Well-being Week」を開催>
そうしたWell-beingな社会のあり方を世界に向けて発信するため、11月2日~13日に兵庫県淡路島で「Awaji Well-being Week」を開催しました。
「Well-beingビジネスコンテスト」では、有識者によるパネルディスカッションや、起業家によるビジネスピッチ(プレゼンテーション)イベントなどを実施。「日米Well-beingイノベーションフォーラム」では、国内外の30名もの専門家がウェルビーイングに関する米国の最新動向を紹介すると共に、シリコンバレー等を拠点に活動するヘルスケアベンチャーと日本国内のヘルスケア関連企業・自治体等が集結。2日間で延べ800人の方々が参加し、ビジネスプランの最優秀賞・優秀賞も決まりました。
また、老若男女問わず誰もが楽しめる運動会競技を通して心身の健康を育むイベント「UNDOKAI WORLD CUP 2022」を開催。4日間で延べ7万5千人が来場され、広い会場が歓声と笑顔で溢れ、大いに賑わいました。
イベントの最後を飾ったのは、食と健康の専門家や料理人を淡路島に招き、フォーラムや料理大会を実施する「ワールドシェフ王サミット」。食を通じたウェルビーイングな社会の実現を目指して様々な情報を発信しました。
<大切なことは“Take Action”>
「Awaji Well-being Week」は、たいへん意義深いイベントとなりました。ただし、大切なことは“Take Action”です。期間中に議論されたアイデアを形にし、築いたネットワークをさらに強固なものに発展させるべく、全力で動いていきます!
パソナグループはこれからも、Well-beingな社会の実現に向けて「こころ・からだ・きずな」をテーマに様々な挑戦を行ってまいります。
*2022年12月13日現在の情報です