パソナグループのグループ会社・株式会社匠創生では、全国の日本酒の酒蔵で大切に保管されてきたヴィンテージ日本酒「古酒」を販売しています。
日本酒や焼酎、梅酒などを熟成した古酒は、古来より献上品に使われるなど大変貴重なものとして扱われてきました。しかし明治時代の税制度の影響や、古酒製造にかかるコストが新酒に比べてはるかに高いことなどから、新酒の製造が主流となり古酒文化は衰退の危機にさらされています。
そこで、由緒ある日本の古酒文化を継承しようと、2017年匠創生を設立。長期熟成古酒プレミアムブランド「古昔の美酒(いにしえのびしゅ)」を展開し、古酒の販路拡大などに取り組んでいます。
(「古昔の美酒」公式サイト https://oldvintage.jp/ )
昨年、全国の10酒蔵と共同で新たに「株式会社日本の古酒蔵」を設立し、「酒類蔵置場設置許可」を取得。日本初の“古酒専門”の共同蔵置場を開設しました。
さらに、新商品開発、販路開拓支援などを通じて全国の酒蔵の経営課題を解決し、古酒文化を世界へ発信する『古昔の美酒 古酒蔵プロジェクト』をスタートしました。
日本の古酒蔵の共同蔵置場では、日本全国の43酒蔵・約60銘柄の古酒をタンクで受け入れ、従来それぞれの酒蔵の負担となっていた保管・充填・出荷に関わる一連の業務をここで行います。さらに共同蔵置場があることで免税販売が可能となるため、フランスやシンガポールなど海外への販路を広げることも計画しています。
また、匠創生が古酒事業を通じて蓄積してきたノウハウをもとに新商品開発を行い、昨年12月には新商品発表会も開催。長期熟成古酒を厳選したプレミアムブレンド「古昔の美酒」を複数銘柄でブレンドした『INISHIE 匠』シリーズで、まずは3種類を販売しています。
発表会当日は、会場にはマスコミ関係の方々を含む多くのお客様にお越しいただき、3種類のどれも個性豊かだと、たいへんご好評いただきました。
これからも、日本の古酒が国内外の方々に広く愛されることを目指すとともに、古酒文化の継承に貢献していきます。
*2024年2月7日現在の情報です