世界19カ国と地域から集まった22名の若者たちが、淡路島のAwaji Youth Federation(淡路ユースフェデレーション:AYF)5期生として活動しています。
AYFは、2017年12月に淡路島でスタート。世界各国から優秀な若者や社会起業家など次世代を担う方々を集め、自由闊達に学び、議論を交わし、新たな産業の創造や地方創生の実現、社会課題の解決を目指す、未来のリーダーを育成する次世代型グローバルリーダーシッププログラムです。
AYFフェローと呼ばれるプログラム参加者は、世界の大学を卒業した起業経験者やMBA取得者など、多様な価値観や知識、経験のある様々なバックグラウンドを持った18歳から30歳の方々です。1年間にわたり、淡路島で多くのイノベーションとテクノロジー、豊かな歴史や文化、伝統を学びます。
フェローはそれぞれのスキルや経験を活かして、様々な分野の新規事業の立ち上げや、淡路島の地元住民の方々との交流、地域活性につながる活動を行います。
地域社会にポジティブな変化をもたらすことに情熱をもっている皆さんが、世界をより良い場所にしたいと願って活動してくれています。
これまでにアジアやヨーロッパ、アフリカなど世界42カ国と地域の87名が参加しました。
フェローは、経営学や起業の分野に留まらず、AIなどのテクノロジー分野や建築やアート分野、農業、ウエルネス、動画制作など、それぞれの専門スキルを発揮します。
プログラム修了後は、多くのフェローが淡路島に居住し、地域課題の解決を目指してさらなるイノベーション創出への挑戦を続けています。
昨年11月にスタートした第5期には世界各国から1万2,000名もの応募があり、そのなかからメディア制作や文化芸術、マーケティング、教育などを学んできた19カ国地域の22名の精鋭たちが参加しています。
私も開講式で「人生は短く、時間の過ぎ去るのは早い。健康に気を付けて全力で頑張ってください。マハトマ・ガンジーの言葉に『未来は、私たちが今、何をなすかにかかっている』というのがありますが、よりよい未来のために、精いっぱい挑戦してくれると信じています」とお話させていただきました。
フェロー代表のスイス出身カーラ・アロンソンさんとカナダ出身のアデル・アローニさんは、「世界中から集まったフェローたちと共に、ソーシャルアクティビストとして淡路島で様々な社会問題の解決に取り組みたい」と宣言してくれました。
AYFを通じて、多様なバックグラウンドを持つ優秀な若者たちが、より良い未来に向けて羽ばたいてくれると確信しています。