2013年ピューリッツアー賞に輝き、2015年トニー賞(BEST PLAY部門)にノミネートされ、
NYやロンドンで話題をさらった舞台が、日本で初演されました。
演出は栗山民也。
出演は、小日向文世、秋山菜津子、安田顕、小島聖、平埜生成。物語は、成功したパキスタン系のアメリカ人企業弁護士アミール(小日向)と白人画家の妻エミリー(秋山)、そしてアミールの甥でイスラム教徒エイブ(平埜)、アミールと同じ事務所で働く黒人弁護士ジョリー(小島)と、その夫でホイットニー美術館キュレーターのユダヤ人アイザック(安田)の5人で繰り広げられます。
人種、宗教、夫婦の葛藤、人間の欲望など様々なことが絡み合って進んでいきます。
栗山民也氏の演出は重厚で、たくさんの言葉に満ちています。
観客は、あっという間に、NYの高級アパートの一室の世界に引き込まれていきます。
常に存在はしているのに普段は潜んでいる問題点が浮き彫りにされ、日本人にとっては遠くにあると考えられがちな人種や宗教に関しても改めて考えさせられます。
5人の実力派俳優たちの熱演が繰り広げられました。
パソナグループは、芸術をもっと身近に感じてほしい、そして芸術家たちにたくさんの機会を提供したいという願いで1988年にパソナ・アテンポを設立しました。
芸術に触れて心を潤わせ、芸術を通して人々の心を豊かにするのが願いです。
東京公演
2016年9月10日(土)~25日(日)
世田谷パブリックシアター
三軒茶屋駅すぐキャロットタワー内
名古屋公演
2016年9月27日(火)
日本特殊工業市民会館ビレッジホール
兵庫公演
2016年9月30日(金)、10月1日(土)、2日(日)
兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール