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更新日 : 2019年01月25日

「Awaji Youth Federation」第2期が始まります。

2017年12月にスタートした「Awaji Youth Federation AYF 淡路ユースフェデレーション」は、昨年11月に第1期生が修了しました。

このプログラムは、グローバルな視点でイノベーションを創造する社会起業家を輩出し、日本、そして世界各国・地域で社会課題の解決に貢献する共創イノベーションの実現を目指そうというものです。

学長に政策研究大学院大学・東京大学名誉教授の黒川清氏をお迎えし、日本を代表する一流の専門家や有識者による講義や指導が行われたほか、パソナグループが淡路島で取り組む様々な地方創生プロジェクトにも参加し、実践を通じて学んでもらいました。

右側 黒川学長

世界19の国・地域から集まった第1期のフェロー28名は、学びながらOJTを通じて地域の社会課題の解決に取り組み、修了式では、地元の方達や先生方に見守られながら成果発表をしました。8つのチームに分かれ、淡路島の活性化に向けたアイデアの実現や、AYFの活動を発信する提案を発表しました。

 

8つのチームの主な活動は、

1、エネルギー、水、食糧を自給自足し、環境に優しく持続可能な生活を実現する家を提案

2、淡路島の農作物を使った中国の五行に基づく健康的なライフスタイルを動画やイベントを通じて提案

3、地方でのグローバル教育の提供をめざし、英会話クラスや動画配信を実践

4、淡路島を国際的な観光地にするためにPR活動やパッケージツアー企画を実施

5、島内の岩屋商店街の活性化を目指し、空き家の活用や地元の人との交流を推進

6、介護施設や中学校、祭事で伝統音楽やダンスを通じた文化理解交流促進を実践

7、SNSを通じてAYFを世界に発信し、第2期フェロー募集にも貢献

8、AYFのPRを担当し、修了生のグローバルなネットワークを築く基盤整備にも着手

 

修了生のうち18名がプログラム修了後も淡路島に残り、パソナグループの地域活性化に向けた取り組みに力を注いでいます。

また、この1年のあいだに国連食糧農業機関(FAO)との基本協定が締結でき、今後の協働に向けた動きも始まっています。

トンガで音楽と英語の教員だったフィフィタ・トゥボウさんは、和太鼓や琴、尺八などを習得し、日本の伝統楽器の素晴らしさを母国に伝えたいと意気込みます。

インド出身のペマ・ヤンチェンさんは、電機や上下水道などの社会基盤がほとんど整備されていない地域の出身。ローマのFAO本部でインターンで働き、貧しい人たちに食料が届いて、誰もが幸せに暮らせるようにしたいと語ります。

 

AYFの青田理事長は、「修了生たちがここがホームタウンだ、ここで暮らしていきたいと言ってくれたことは大きな喜びです」と話し、黒川学長は「母国のエリートの若者が大勢淡路島に残ってくれたことは最大の成果です。将来帰国しても、淡路島や日本のために活躍してくれると期待しています」と語っていました。

 

このあと、第2期フェローを迎えます。世界83ヵ国地域から1000人を超す応募があり、選抜を経て22ヵ国地域の28人が参加する予定です。

 

*2019年1月25日現在の情報です。

 

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