パソナは全国のホテルと提携し、法人向けにホテルを仕事場として提供する『リモートワークプレミアム』を開始しました。
リモートワークが進む中、従業員の仕事環境を整えるにはどうしたらよいでしょうか。
リモートワークでの生産性を向上させるためには、セキュリティはもとより、Wi-Fi環境、除菌対策、遮音設備などが充実しているサテライトオフィスの環境整備が必要です。
自宅で仕事をしていると、家族の声が聞こえてきたり、重要な会議の時にネットが切れてしまったり、さまざまなトラブルがつきものです。
一方、ホテル業界は、新型コロナウイルスの影響で、インバウンド需要が低下し、国内旅行や出張などの自粛も広がり客室稼働率が落ち込んでいます。
そこで、双方のニーズを結び付けることで、働く人が、それぞれのライフスタイルに合わせた多様な働き方ができ、ホテル業界が抱える課題も解決できる事業として『リモートワークプレミアム』をスタートさせました。
出社せず、密にならず、集中できる快適な環境をつくりたいと考える企業から、たくさんのお問い合わせをいただいています。
『リモートワークプレミアム』を実施するにあたり、ホテルとしてもどのようにすれば客室を快適なオフィス空間としてご利用いただけるか、試行錯誤しています。
中には、ベッドを減らして、WEB会議で使用できる大型モニターや、プリントやスキャンができる複合機を導入したり、ビジネスチェアを配備したりするホテルも出始めています。
『リモートワークプレミアム』で提携しているホテルは、ラウンジや会議室、レストラン、ショップなどが併設され、利用する従業員は、快適なビジネスライフを送ることもできます。
場合によってはプールやジムなどを利用することも可能で、福利厚生の要素もあるなど、働く人にとって、これだけの環境が整備されている施設はホテル以外にありません。
9月29日、総務省はテレワーク推進に向けて、セキュリティ対策を講じたサテライトオフィスを整備する企業に対して、法人税などの軽減措置を2021年度の税制改正要望に盛り込む方針だと発表しました。オフィス整備にかかった設備投資に対して法人税の税額控除や固定資産税の軽減といった特例措置を設ける、といった内容です。
これにより、企業は、従業員の働きやすい環境を整えやすくなりました。
『リモートワークプレミアム』では、ご利用いただく法人へ専任コンサルタントが新しい働き方をご提案し、企業のニーズに合わせた立地や設備を持つホテルをご案内してまいります。
現在、提携しているホテルは、インターコンチネンタル東京ベイや、ホテルオークラ神戸など、関東、関西、東海、九州、沖縄、北海道まで全国に約40(2020年9月末現在)、年内には約100ホテル程度への拡大を予定しています。
*2020年10月11日現在の情報です。