10月3日は内定式でした。
これから一緒に未来を作っていく仲間、
グループ会社含めて約100名のメンバーが顔をそろえてくれました。
今日のこの日の感動、感謝、感激を忘れないようにしてほしいなぁ。
学生生活、残り半年。
社会人になる直前の時間をどうすごすか。
漠然とすごすよりも、目標を持ってすごしてほしい。
たった半年でも大きな開きがあります。
僕が大事にしている言葉があります。
20歳の頃、京都の山奥に写生に行ったときのことです。
お寺の住職さんが檀家さんに、良寛さんの言葉を話していました。
「裏を見せ、表も見せて、散る紅葉」
この句を思うと、自分の人生に悔いはないか。
自分のすべてを肩肘張らずにやってきたか。
一年ごとに自分を振り返っていきたい、
目標を決めてやっていきたいと、そのつど誓います。
時間に対する概念では、山頭火の詩です。
「さり去って来たらざるは盛年(去って、もうこないのは盛年)
来たれきって去ることなきは衰齢(きて、ここにあるのは衰える年)
世間瞬来の夢(世の中というのは、瞬間の夢のよう)
栄華なんぞ身ならん(栄華さかえるとしても、なんの役に立つだろう)
人身氷上の泡(この身体というのは水上に浮かぶ泡にすぎない)
浮世(ふせい)誰かとどまらん(この世に100年、200年、1000年と誰がとどまろうか)
光陰限りあり(人生には限りがあります)
時、人を待たず(時間は人を待たない)」
「時、人を待たず」というところが一番好きです。
精一杯自分のプランを立ててやっているか。
常に夢に向かって前向きのエネルギーを燃やし続ける。
その燃やし方で人生の結果もわかるし、
その人の人生の価値も決まるのではないでしょうか。
学生の頃、「忙しい」というのをやめよう、
「疲れた」というのをやめようと決めました。
忙しいというのは、自分が時間管理をできていないことを言っているし、
疲れたというのは自分の限界を言っていると思うからです。
残る半年、これからパソナの一員としてやっていくんだということを認識し、
誇りを持ってどうチャレンジしていくか。
そういう思いで豊かな顔になって入社式に臨んでいただければと願います。
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